新潟県で発生した大規模な地震、「新潟県中越地震」。家屋倒壊・道路寸断・新幹線脱線・・・多くの人が不安な日々を過ごしている。被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
阪神淡路大震災を経験した私であるが、やはり「余震」は結構怖いものである。今でも、震度6クラスの余震が続いている新潟。住民の方は、何とも言えない不安の中での生活が強いられていると思う。陸の孤島となってしまった地区や、ライフラインが寸断されてしまった地区、食料がなかなか確保できない地区など、新潟は混乱の中に今現在あるが、行政がしっかりかつ俊敏に立ち回って、被害に遭われた方をケアしていただきたい。
阪神淡路大震災時、行政の立ち回りはお世辞にも俊敏とは言い難かった。その後、それを契機に各地で災害が発生した時は、行政の立ち回りも早くなってきたようだが、今回も素早いサポートが望まれる。
新潟地震で陰に隠れてしまった印象があるが、この前の台風で水没した町や村が未だにあり、被害に遭われた方がいることも忘れてはならない。こちらも、早期の復旧が必要だ。台風の被害を受けた方、地震の被害を受けた方、是非とも頑張っていただきたい。そして行政は、ハード面の復旧も大切であるが、「人の心のケア」も忘れず行ってほしい。阪神淡路大震災時、この「心のケア」の不十分さが非常に問題になった経緯がある。人々が災害で受けた心の傷のサポートは、是非ともしっかりやっていただきたい。
今回の台風や地震の被害を見て、改めて「自然災害時の備え」を考えてみた。我が家はどうかと。ある程度の備えはしてあるものの、やはり災害に対しての意識は希薄になっているような気がする。9年前、阪神淡路大震災を経験したが、それでもである。風化させてはならない経験であるのだが、それを忘れがちになっていた私。今一度、災害時の備えや意識に対して、考えて見なければいけないと感じている。
海外メディアは、今回の新潟県中越地震で大きく報道している点があるという。それは「新幹線が脱線した」ということ。開業以来40年、一度も脱線がなかった新幹線。新幹線と同じ様な高速鉄道を運行しているフランスやドイツ、まもなく日本の新幹線技術で高速鉄道が開通する台湾、欧州か日本の高速鉄道技術を導入しようとしている中国などの各国である。
新幹線には「ユレダス」という地震観測システムがあり、地震の初期微動を感知した観測点から即座に情報が新幹線側にいき、初期微動の3秒後、つまり地震の主要動がくる前には新幹線にブレーキがかかる仕組みになっているという。ただ、今回の新潟の地震のように、「直下型地震」の場合は初期振動と主要動がほぼ同時にくるので、この「ユレダス」も無力に等しいという。今回の脱線で、鉄道技術者には衝撃が走ったという。そして一方では、「やはり・・・」という意見もあったそうだ。
天気予報のように地震予報でもない限り、地震がいつどこでどの大きさで起こるかなど分からない。しかし、地震予知ほど不可能に近い予測もないのが現状だ。そして、地震のパワーは限りなく大きい。いくら技術が発達しようとも、自然現象に対しては限界がある。新幹線の脱線は、それを象徴しているように思う。今回の脱線で、負傷者が出なかったことが不幸中の幸いだった。
地震予知であらかじめ危険回避を行うのが一番だとは思うが、それが不可能に近い以上、やはり「災害にあった時(あった後)、どう対処するか」ということが大切になってくると思う。「災害時の備え」はやはり重要だ・・・とつくづく考えさせられた週末であった。
阪神淡路大震災を経験した私であるが、やはり「余震」は結構怖いものである。今でも、震度6クラスの余震が続いている新潟。住民の方は、何とも言えない不安の中での生活が強いられていると思う。陸の孤島となってしまった地区や、ライフラインが寸断されてしまった地区、食料がなかなか確保できない地区など、新潟は混乱の中に今現在あるが、行政がしっかりかつ俊敏に立ち回って、被害に遭われた方をケアしていただきたい。
阪神淡路大震災時、行政の立ち回りはお世辞にも俊敏とは言い難かった。その後、それを契機に各地で災害が発生した時は、行政の立ち回りも早くなってきたようだが、今回も素早いサポートが望まれる。
新潟地震で陰に隠れてしまった印象があるが、この前の台風で水没した町や村が未だにあり、被害に遭われた方がいることも忘れてはならない。こちらも、早期の復旧が必要だ。台風の被害を受けた方、地震の被害を受けた方、是非とも頑張っていただきたい。そして行政は、ハード面の復旧も大切であるが、「人の心のケア」も忘れず行ってほしい。阪神淡路大震災時、この「心のケア」の不十分さが非常に問題になった経緯がある。人々が災害で受けた心の傷のサポートは、是非ともしっかりやっていただきたい。
今回の台風や地震の被害を見て、改めて「自然災害時の備え」を考えてみた。我が家はどうかと。ある程度の備えはしてあるものの、やはり災害に対しての意識は希薄になっているような気がする。9年前、阪神淡路大震災を経験したが、それでもである。風化させてはならない経験であるのだが、それを忘れがちになっていた私。今一度、災害時の備えや意識に対して、考えて見なければいけないと感じている。
海外メディアは、今回の新潟県中越地震で大きく報道している点があるという。それは「新幹線が脱線した」ということ。開業以来40年、一度も脱線がなかった新幹線。新幹線と同じ様な高速鉄道を運行しているフランスやドイツ、まもなく日本の新幹線技術で高速鉄道が開通する台湾、欧州か日本の高速鉄道技術を導入しようとしている中国などの各国である。
新幹線には「ユレダス」という地震観測システムがあり、地震の初期微動を感知した観測点から即座に情報が新幹線側にいき、初期微動の3秒後、つまり地震の主要動がくる前には新幹線にブレーキがかかる仕組みになっているという。ただ、今回の新潟の地震のように、「直下型地震」の場合は初期振動と主要動がほぼ同時にくるので、この「ユレダス」も無力に等しいという。今回の脱線で、鉄道技術者には衝撃が走ったという。そして一方では、「やはり・・・」という意見もあったそうだ。
天気予報のように地震予報でもない限り、地震がいつどこでどの大きさで起こるかなど分からない。しかし、地震予知ほど不可能に近い予測もないのが現状だ。そして、地震のパワーは限りなく大きい。いくら技術が発達しようとも、自然現象に対しては限界がある。新幹線の脱線は、それを象徴しているように思う。今回の脱線で、負傷者が出なかったことが不幸中の幸いだった。
地震予知であらかじめ危険回避を行うのが一番だとは思うが、それが不可能に近い以上、やはり「災害にあった時(あった後)、どう対処するか」ということが大切になってくると思う。「災害時の備え」はやはり重要だ・・・とつくづく考えさせられた週末であった。
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