さらば松永幹夫

2006年2月25日 競馬
名ジョッキー・松永幹夫、明日ラスト騎乗。

私的には、まだまだ騎手で頑張ってほしいのだが・・・彼なら、今後も十分騎手として活躍できると思う。でも、引退は彼自身が決めたこと。今後は、名調教師目指して頑張ってほしい。

松永幹夫と言えば、どの馬とのコンビを思い浮かべるだろうか。最近ではへヴンリーロマンス(天皇賞・秋「天皇皇后両陛下への馬上からの最敬礼」は感動的だった)だが、私の中ではファビラスラフインだ。

特に、ファビラスが勝った秋華賞よりも、シングスピールと叩き合って2着になったジャパンカップのほうが強烈だ。世界の牡馬&名手デットーリ相手に、乾坤一擲の騎乗。「凄いなぁ」と素直に思ったものだ。当時まだ存命だった競馬評論家・大川慶次郎氏が、えらくファビラスと幹夫のコンビを褒め称えていたのを覚えている。

こう書いているうちに、やっぱり「もうちょっと騎手やっといてほしいなあ」との思いが強くなってきた。明日の重賞・阪急杯が、松永幹夫ラスト重賞騎乗。そして、阪神最終レースが本当のラスト騎乗となる。明日は暇が無くて馬券を買いに行けないが、この日ばかりは、騎乗馬の人気に関係なく松永幹夫を応援しようと思う。

今日の阪神10レースで、ブライアンズレターという馬が勝った。この馬の所属厩舎は、明日で定年解散となる大久保正陽厩舎。そんなに人気も無かった馬だが、今日は激走して勝ちきった。

ブライアンズレターの父は、大久保正陽厩舎所属で名馬となった三冠馬・ナリタブライアン。厩舎ゆかりの血統の馬が、定年引退の師に勝ち星をプレゼント。競馬には得てしてこういう「ドラマ」があるものだ。こういうレースがあると、「競馬=ギャンブルだけじゃないぞ」といつも思う。

ちなみに、ブライアンズレターの2着に来たのは、これも明日に定年解散となる北橋厩舎のストラタジェム。これを「ギャンブル」の一言だけで括れようか。

明日は、色々な人がターフから、競馬界から去っていく日となる。そして来週、今度は色々な人がやって来る。毎年訪れるこの光景。これが終わると、いよいよ春のG1戦線到来近し・・・となる。競馬をやっていると、本当に月日の流れが早く感じられる。
さあいよいよ、2006G1開幕。やはり、第1段は気持ちよく馬券を的中させておきたい。

それにしても、まあ大混戦。相当のメンバーが揃った。予想は超難解。どの馬も買いたい・・・が、予算にだって限りがある。苦しみながらも予想してみた。

◎シーキングザダイヤ
○サンライズバッカス
▲ブルーコンコルド
△カネヒキリ
×ヴァーミリアン
×タイムパラドックス
×サカラート
×タガノゲルニカ

本命はシーキング。とにかくG1では堅実。そろそろ勝ちきっても不思議ではない。私は「3連単軸2頭マルチ」で馬券購入をするつもりなので、3着までの軸としてはこの馬は持ってこい。

対抗はサンライズ。本来なら佐藤哲三での出走が望ましかったのだが・・・乗り替わりは痛恨で残念なのだが、この馬自体は応援したい。前走は前が詰まる不利。勝負は今回である。去年の武蔵野Sは、この舞台で完勝。今回だって、勝ちきれる力は持っているはず。

問題は▲以下。ブルーコンコルドは、1600mまでなら堅実に末脚を繰り出してくれるだろう。2年前のフェブラリーSは見せ場タップリの5着だった。斤量が前走より軽くなる今回は、上位に来るのは濃厚と考える。

△は1番人気カネヒキリ。前走から間隔が空いているのと、調教過程がイマイチだったことが気掛かりでこの印に。まあ、これが飛んでくれたら・・・という願望もあるのだが(苦笑)あっさり勝つ可能性も十分。

×は、基本的に好調馬を。とくに妙味があるのがタイムパラドックス。前売り段階でのオッズが、何と55倍越え!G1馬なのに、ちょっと人気低すぎやしないか?別にオッズで印を決めたわけではないが、これはおいしい。

無印でも、スターキングマンやメイショウ・アジュディミツオーあたりにも手を伸ばしたいのだが・・・そんなに予算がない。

買い目は、◎シーキング○サンライズの3連単軸2頭マルチを予定。ここから、▲以下の馬に流す。

2006 馬券始め

2006年1月9日 競馬
今日は1日暇だったので、昼からJRAウインズ神戸B館へ勝負に向かう。「2006 越後屋的競馬」がスタート。

昼過ぎに到着し、愛読の競馬新聞「競馬エイト」を購入し、情報をチェック。中山7レースから勝負スタート。

結果から先に言うと、中山・京都の7〜12レース(計12レース)で馬券を購入し、2勝10敗。が、収支のほうは「+14,540円(投資金額計28,000円 回収金額42,540円)」。プラス収支で終えることができた。

私は基本的に「馬単・三連複・三連単」の3種いずれかで勝負する。狙いは大体が中穴馬券。今日は馬単と三連単ばかりで勝負。男は黙って単で勝負・・・

とか言いながら、なかなか当たらない(苦笑)が、当たればそこそこの配当になる。今日も2レースしか獲れなかったが、三連単を1本獲れた(中山10レース初春賞 三連単33,800円)こともあって、何とかプラスで乗り切った。田中勝春(1着ピサノヨシツネ騎乗)、ありがとう。

もう1つは馬単で獲れた(京都最終レース 馬単4,370円×2)。親愛なる佐藤哲三(1着リードオフマン騎乗)から流して大正解だった。哲三さん、今年もよろしくお願いします。

今年の馬券始めは、まあまあのスタートとなった。欲を言えば、単で買ってるだけに裏目が来たり三連単1頭抜けだったり・・・のケースが今日もあって、悔しい思いをしたのだが。まぁ、それは仕方ないか。楽しめたので良しとする。

さあ、明日から仕事頑張ろう。
ディープインパクト、敗戦。

今年の有馬記念、ディープ敗戦という結果に。TV中継で有馬記念を見ていた私も、最後の直線半ばでディープ敗戦を覚悟。「競馬に絶対は無い」という言葉を、改めて痛感した。

これも競馬なのだ。最強馬だって、いつかは負ける日が来る。こういう「悲喜交々」があってこそ、競馬は面白いのだ。

レース後、鞍上・武豊は「今日は飛ばなかった」と語ったらしいが、飛ばなかったのにちゃんと2着には来て連確保。よく頑張っている。デビューからまだ1年。古馬との初対決。ディープはまだまだこれからの馬なのだ。今回敗戦したからといって、ディープの評価が変る訳ではない。

今回の有馬記念は、ひとえに「ハーツクライが強かった」と思う。ディープも強いが、ハーツクライがそれ以上に強かった・・・ただそれだけだと思う。ルメールの好騎乗やハーツ陣営の仕上げ・・・全てが、ハーツクライに勝利をもたらしたのだ。

それにしても、ルメールの先行策はビックリした。いつもとは違う競馬。それでいて、しっかりと実力を出したハーツクライと、実力を発揮させたルメール。素晴らしい仕上げを施した橋口厩舎スタッフ・・・ハーツクライ陣営に拍手。

ディープには、今回の敗戦をバネに来年も素晴らしい競馬を見せてほしい。「ふりむくな、ふりむくな、後ろには夢がない」とは、寺山修司の詩の一節らしいが、いいフレーズだなぁと思う。終わったことは仕方がないのだ。また強くなって、新たに素晴らしい競馬をディープにはしてほしい。ディープなら、それができる。

我が心の名馬・タップダンスシチーは12着。今回が引退レースだったが、最後も「らしい競馬」で気っ風良く逃げてくれた。嬉しかったなぁ。大逃走をかまして爆勝、私をスカッとさせてくれたジャパンカップ。凱旋門賞帰りで、体調があんまり良くない中で「あわや勝つか!?」と思わせた去年の有馬記念・・・などなど、色々とタップのレースを思い出してしまった。

来年からは種牡馬になるタップ。父としても頑張って欲しい。お疲れさん。

ゼンノロブロイはどうしたのか、8着。タップの好敵手だったこの馬も引退レース。残念な結果だったが、欧州遠征などで頑張った1年だったと思う。こちらにもお疲れさん。

あと、一番「おっ!」と思わせてくれたのが、コスモバルクの4着。よく頑張った。今年は「掛かり気味」のレースばかりで敗戦していたバルク。が、前走のジャパンカップ向上面では折り合いよく走っていた。結果は伴わなかったが「有馬ではやれそうかな?」との印象を持っていた。

今回は、そのジャパンカップよりもリズム良く走れていた感じだった。鞍上が五十嵐騎手に戻ったということも見逃せないが、いよいよ復調を感じさせる4着だった。地方の星には、まだまだ沈んでもらっては困る。来年期待。

その他の出走馬にも色々と思い入れはあるのだが(サンライズペガサス引退レース、ヘヴンリーロマンスの頑張りなど)、あまりに長くなりそうなのでこの辺りで。

今年の競馬もこれで終了。来年の競馬は、一体どうなるのか楽しみだ。
とある所で、「あいうえお順で馬名を挙げる」という企画をされていた。こりゃ面白いと思い、私も恥ずかしながらやってみた。

とりあえず、「『パッ』と思いついた馬名」を以下に記載してみた。「すぐ思いつく」ということは、自分の中で印象深い馬だということだろう。私の「競馬観」が丸わかりだ。

「ア」アインブライド
「イ」インティライミ
「ウ」ウエスタンドリーム
「エ」エイシンワシントン
「オ」オグリキャップ
「カ」カネトシシェーバー
「キ」キングヘイロー
「ク」クロフネ
「ケ」ケントニーオー
「コ」コイウタ
「サ」サクラローレル
「シ」シーキングザパール
「ス」スイープトウショウ
「セ」セイウンスカイ
「ソ」ソロシンガー
「タ」タップダンスシチー
「チ」チェックザラック
「ツ」ツインターボ
「テ」テイエムオペラオー
「ト」トウカイテイオー
「ナ」ナリタブライアン
「ニ」ニシノフラワー
「ヌ」ヌチグスイ
「ネ」ネーハイシーザー
「ノ」ノースフライト
「ハ」ハットトリック
「ヒ」ヒシアケボノ
「フ」フラワーパーク
「へ」へヴンリーロマンス
「ホ」ホッカイセレス
「マ」マヤノトップガン
「ミ」ミホノブルボン
「ム」ムーンリットガール
「メ」メジロパーマー
「モ」モガリブエ
「ヤ」ヤシマソブリン
「ユ」ユメノセテコウユー
「ヨ」ヨイチキナコ
「ラ」ライスシャワー
「リ」リンドシェーバー
「ル」ルーブルアクト
「レ」レッツゴーターキン
「ロ」ロンドンブリッジ
「ワ」ワコーチカコ
「ヲ」(無し)
「ン」(無し)
「ガ」ガッツフィニッシュ
「ギ」ギャラントアロー
「グ」グリーングラス
「ゲ」ゲイリーフラッシュ
「ゴ」ゴーゴーゼット
「ザ」ザイーテン
「ジ」ジャングルポケット
「ズ」(思い浮かばず)
「ゼ」ゼンノロブロイ
「ゾ」(思い浮かばず)
「ダ」ダンツシアトル
「ヂ」(思い浮かばず)
「ヅ」(思い浮かばず)
「デ」デュランダル
「ド」ドージマムテキ
「バ」バンブーメモリー
「ビ」ビワハヤヒデ
「ブ」ブゼンキャンドル
「べ」ベガ
「ボ」ボールドエンペラー
「パ」パーソナルラッシュ
「ピ」ピースオブワールド
「プ」プレストシンボリ
「ぺ」ペールギュント
「ポ」ポットテスコレディ

・・・こういう風に書き出してみると、いかに私が「シュール」なのかが分かる。

大まかに傾向を区分すると、「競馬に興味を持ち出した頃(1994年〜96年頃)の馬」「最近の馬」「脇役・条件馬」「現役時代を知らない、昔の馬」の4つに分かれている。

困ったことに、「脇役・条件馬」の名前が真っ先に出てくることが多い結果となった。どんだけシュールやねん・・・と自分にツッコミを入れておく。

チェックザラック・ヨイチキナコ・ガッツフィニッシュ・モガリブエ・ヌチグスイ・・・この辺の条件馬の名前が、ポンと出てくるあたり、自分が怖くなる。

「競馬に興味を持ち出した頃(1994年〜96年頃)の馬」は、やはり印象深い。例えば、ウエスタンドリームはワンダーパヒュームが勝った桜花賞に出ていた馬、カネトシシェーバーはファイトガリバーが勝った桜花賞に出ていた馬(しかも鞍上はファンだった菅谷)。

「ザ」で、なぜ□外のザイーテンが出てきたのかは、今もって謎だ。確かにこの馬も、私が競馬を観だした頃に走っていた馬だが・・・スキーパラダイスと一緒にワンツーとなった京王杯SCが、そんなに印象的だったのか・・・

それにしても、シュールすぎる。「ホ」で、なぜホッカイセレスなのか!?普通に考えればホクトベガだろう。ゲート下手くそ・ムンロが乗っていた馬・・・という印象が、そんなにも強烈だったのか!?

「ポ」のポットテスコレディは、前の職場の先輩(10歳年上の人)がこの馬のファンで、よく話を聞かされていたので、すんなりと名前が出てきた。私の年代なら、普通は知らない馬だ。

忘れちゃいけないのが、「ム」のムーンリットガール。アラブ馬で、アラブ競走廃止直前のJRAで、サラ系相手に執念を見せた根性娘。スプリンターズS(ヒシアケボノが勝った年)にも出走した。当時、密かに話題となった馬だった。

その他の馬は、自分では妥当な選出だと思っているが・・・やっぱりシュールか・・・

競馬反省バトン

2005年12月20日 競馬
Emiさんから、バトンを頂きました。ありがとうございます!

その名も『競馬反省バトン』・・・さてさてどうなるか!?やってみよう!

Q1.2005年の競馬を一言で言うなら?

ディープインパクトに尽きると思う。強い馬が強い競馬で華やかに勝つ・・・これが競馬の醍醐味だと再認識。

「100連敗馬ハルウララブーム」に違和感を感じていた私にとっては、今回のディープのような馬こそが競馬界を背負っていく馬だと改めて思った。

あと、「栗東・角居厩舎大活躍」も、私的には見逃せない。

Q2.2005年馬券収支は?プラス?それともマイナス?

阪神JF勝ち馬・テイエムプリキュア様のおかげで「大プラス」に!!

神様仏様熊沢様五十嵐様テイエム様竹園様!あざぁーす!!

Q3.2005年会心の予想は?また、そのレース名は?

やっぱり阪神JFに尽きる。

テイエムプリキュア・フサイチパンドラの3連単軸2頭マルチで数点流し・・・これで獲れた31万馬券は、今までの競馬人生の中でもかなり秀逸な予想だった。

私は2歳戦が好きだ(笑)

あと、男らしく「馬単1点1万円」で勝負して獲れたフェブラリーS(1着・メイショウボーラー 2着・シーキングザダイヤ)も忘れ難い。

この2レースが無ければ、今年の越後屋馬券戦線は酷いものだった(苦笑)

Q4.2005年、あなたが選ぶ2005年ベストレースは?

素直に菊花賞。

ディープインパクト圧巻の走りに、度肝を抜かれた。私にとっては、ナリタブライアン以来の三冠目撃。感動した。

あと、唯一ディープを負かしにいったアドマイヤジャパン@横山典の騎乗も見逃せない。さすが勝負師・横山典。男を感じた。

Q5.2006年、あなたの競馬大予言!!!!(妄想・空想なんでもOK☆)

普通に考えれば、ディープの天下だろう。

凱旋門賞に遠征して、尚且つ勝利してくれれば言うことはない。

Q6.2005年、注目してた馬は?または追っかけ続けた馬は?

タップダンスシチー。

頑張るおやじ馬。いぶし銀・佐藤哲とのコンビが見れるのも、残すは有馬ただ1戦。ディープを負かすのは難しいが、せめてライバル・ゼンノロブロイには勝ってほしい。そして、無事に引退レースを走ってきてほしい。

Q7.2006年、あなたが注目する馬は?

ディープインパクトに注目するのは、もはや当たり前。ということで、ディープ以外の馬を。

男馬では、朝日杯FS2着のスーパーホーネットを。最近注目している矢作厩舎の馬。血統地味だが、応援していきたい。

牝馬では、やはりテイエムプリキュア。取引価格200万そこそこの馬が、G1を獲ったのだ。良血馬を打ち負かすシーンを再度見たい。そして、頑張れ熊ちゃん(笑)

Q8.2005年、あなたの「BIG TIME」は?(競馬・私生活なんでもOK)

何だろうか?・・・

強いて言えば、4月から無事に転職できたことか。今も楽しく仕事できているし、良かった。

Q9.2005年、相性の良かった馬、騎手、調教師は?

相性が良い・・・というのが、あまり無い。

というか、意識したことが無い。

Q10.2006年の競馬での抱負は?

100万馬券を獲りたい(笑)

それはともかく、楽しく・素晴らしい競馬が見れればそれで良し。

Q11.このバトンを回す人は?

興味のある方は、ご自由にどうぞ!
多分馬券は買わないと思うが(買いに行く時間が無さそうなので)、久々に競馬予想をUPしてみようと思う。

◎ショウナンタキオン
○ダイアモンドヘッド
▲フサイチリシャール
△ジャリスコライト
×レソナル
×スーパーホーネット
×デンシャミチ

現在1番人気のジャリスコライトだが、ちょっと疑っている。連勝しているとはいえ、今までの相手関係等を考えると、ちょっと人気し過ぎではないのだろうか?・・・と思っているのだ。

という訳で、新潟2歳Sでのレースが印象的で忘れられないショウナンを◎に。出遅れが心配だが、出遅れても勝ちきってしまいそうな破壊力がある。中山お馴染み、ゴチャついた馬群に包まれるよりは、出遅れても後ろからドッシリ行くほうがいいだろう。鞍上・田中勝春にも、もうそろそろG1を勝たせてあげたいという心情もある。

○のダイヤモンドヘッドと▲フサイチリシャールは、ほぼ同格で考えている。ダイヤモンドは前走・デイリー杯2歳Sでは、1頭強い馬(マルカシェンク)には屈したが、ダイヤモンド自身もしぶとい競馬をしている。フサイチは、成績を見ても分かるように、走るたびに強くなっている印象。

△以下での注目は、レソナル。ダートで連勝した馬だが、父は芝でバリバリだったグラスワンダー。芝も問題ないと思うし、穴気配十分。

ジャリスコは、一応押さえる。スーパーホーネットは、最近注目している矢作厩舎の馬なので、応援の意味も込めて。デンシャミチは、G1で距離がどうかだが、京王杯2歳Sの粘りは凄かった。押さえておきたい。

2歳だけに不安材料もあるが、楽しみもいっぱい!当日、どんな結果になるのか楽しみだ。
先日、JRAから来年度の競馬番組&日程が発表となった。主な変更点は、以下の通り。

・春に、古馬牝馬限定G1「ヴィクトリアマイル(東京:芝1600m)」を新設。

・年末に、G2「阪神カップ(阪神:芝1400m)」を新設。

・「セントウルステークス(阪神:芝1200m)」を、G3からG2へ格上げ。

・「オーシャンステークス(中山:芝1200m)」「キーンランドカップ(札幌:芝1200m)」を、オープン特別からG3に格上げ。

・G3「北九州記念(小倉:芝1800m)」「京阪杯(京都:芝1800m)」を、芝1200mに距離変更。

上記以外にも変更点は多くあり、詳細についてはJRAホームページを見ていただければと思う。

今回の変更は、主に「短距離路線の整備」にあるようだ。芝1200mの重賞が増えており、それに伴ってレース施行時期等も変更となっている。

中距離路線に比べ、短距離路線は今イチ整備されていない(特に、G1へ向けてのステップレース)と個人的に思っていたので、この辺の変更は良いと思う。

一時噂になった、「年末の阪神開催に芝1400mG1新設」は、G2「阪神カップ」の新設で落ち着いたようだ。この時期は、香港で国際G1競走が行われているだけに、「わざわざ日本でG1は要らんやろ〜」と思っていたが・・・

JRAも、いきなりこの時期に短距離G1を新設するよりも、とりあえずG2で様子見・・・という感じだろう。ただ、「阪神カップ」の施行条件を見ていると、JRAは将来的にG1昇格を考えている感じがする。

「阪神カップ」は、実績馬の負担重量が重くならないように「定量戦」となっている。また、1着賞金もG2では札幌記念と並んで一番高額の7000万円。

まずはG2でレースをし、国内外の有力馬を確保できるようになればG1へ昇格・・・という感じになるのだろう。どんなメンバーが揃うかはわからないが、今までこの時期に行われてきたG2「CBC賞(中京:芝1200m)」が、G2の割には小粒なメンバーしか揃わなかったことを思うと、「阪神カップ」新設となっても、やはり実績馬は香港の国際G1に流れると思う。

「阪神カップ」がどんなレースになるか、とりあえずは来年注目。ちなみに、「CBC賞」はG2からG3に格下げの上、6月の中京開催実施に変更となっている。

今回の最大の変更点は、やはり「ヴィクトリアマイル」の新設。春の牝馬限定G1を新設したことで、秋の「エリザベス女王杯」と共に牝馬の目標が出来たことになる。

私は9/30の日記でも書いたのだが、春に牝馬限定G1新設は「あんまり要らんなぁ」と思っている派。ただ、新設が決まった以上は、「阪神カップ」と共にいいレースになってほしいと思うし、JRAにもそうなるよう努力してもらいたいと思う。

あと、変更点として注目しているのは「夏のローカル開催」。夏のローカル開催と言えば、芝1800mや2000mの重賞ばかりで、もうひとつ面白みに欠けていたのだが、今回「北九州記念」が芝1200m戦に変更となった。同時に、「サマーシリーズ」が実施されることも決定。

これは結構大きいことだなぁと思っている。色々な条件の重賞を設定することで、夏のローカル開催も面白くなると思うので、来年以降も引き続きJRAには考えてほしい。夏の重賞のうち、1つくらいはダートの長距離&短距離重賞などに変更してもいいと思うのだが・・・

あれやこれや、肯定的否定的・・・今回の変更には色々思うところがあるのだが、決まった以上は楽しい迫力ある競馬になることを望んでいる。私の地元、阪神競馬場のコース改良も楽しみである。

(蛇足)北九州記念が距離変更となると、今年「小倉古馬重賞3冠」を達成したメイショウカイドウの記録は、結構レアなものになりそうだ(笑)
今週末は、日本シリーズと共に忘れてはいけないものがもう一つある。

それは、菊花賞!

いよいよ、ディープインパクト3冠ラストである。

この大一番を競馬ファンとして非常に楽しみにしているのだが、日本シリーズの高揚感とはちょっと違って、意外と冷静に見ている自分がいる。

なぜなら、もう「ディープ3冠は確実」というのが見えているからである。私の興味は、「どんな勝ち方をディープはするのか!?」に移っている。

これが「3冠か!?それとも伏兵に負けるか」というような際どい競馬になりそうならば、ハラハラして日本シリーズ同様早くも緊張しているのかも知れないが、「勝つ」というのが見えているだけにドッシリズッシリ安心感を持って、菊の舞台を見ることが出来そうだ。

思い返せば、私が競馬を見始めたのは「ナリタブライアン3冠」の年から。それから待つこと11年、いよいよ再び3冠達成の瞬間が見れそうだ。

ブライアンの菊花賞の時も「負けはしない」と思って安心してレースを見ていたのを思い出す。この安心感は一体何なんだろう?言葉ではなかなか表現できない、本当に「感覚的」なものなのだ。今回の「ディープ3冠確信」も、これと同じ安心感がある。

1994菊花賞。ナリタブライアンと南井・・・プリティキャストが大逃げしようが、ヤシマソブリンが虎視眈々とレースを進めようが、私は気にもしなかった。「勝つのはブライアン」というのが何故か見えていた。

そして、7馬身差圧勝劇・・・勝つのはわかっていたけれど、その勝ち方に鳥肌が立ち、「競馬って凄いな」と心底思った瞬間であった。

そんな瞬間が、今度も味わえそうだ。「強い馬が強い勝ち方をし、感動する」という、本来の競馬の姿。無敗の3冠馬誕生はもうすぐだ。早く感動を味わいたい。
いよいよ秋競馬本番!第1弾はスプリンターズS!久々に競馬予想。

◎カルストンライトオ
○サイレントウィットネス
▲ゴールデンキャスト
△キーンランドスワン
×マルカキセキ
×タマモホットプレイ
(応援)テイエムチュラサン

全然自信がない。難解。休み明けの馬が多い上に、先行力のある馬がズラリ。穴っぽい馬も多数。困ったなぁ・・・

とりあえずは、カルストンに去年の再現を期待。先行馬揃いで差し馬有利か?とも思うが、去年みたいに牽制のし合いで意外とペースが落ち着くのでは・・・と予想。また、1回休養明けを叩いているのが有利か。

サイレントは、カルストンと共に「行った行った」になるのでは。短距離実績ではこの馬が断然。何しろ強い。

ゴールデンは前走が良かったのと、坂路での猛時計を評価。キーンランド、日本ではG1好走歴がものを言う。人気薄の時に激走しているので要注意。

マルカ、前走は人気を裏切ったが、巻き返しも考えられる。小倉ではいい走りをしていた。タマモも、人気薄の一発がある馬。怖い。テイエムは、「九州産・小島貞厩舎」応援の意味で。頑張れ!

アドマイヤマックスとデュランダル。アドマイヤは内枠で包まれるという不安が、デュランダルは長期休養の不安が・・・ということで、予想には入れないという愚行(笑)

・・・偉そうに書いたものの、やっぱり自信なし(苦笑)今回も馬券は買わず、TV観戦で予想が当たるかどうかを楽しみにするだけの予定。ゴールデンロドリゴ・リキアイタイカンの「人気薄激走組」がとっても気になるが・・・果たして。

ところで、来年から東京春開催(京王杯SCの週)に「古馬牝馬限定マイルG1」が出来るという記事を読んだ。牝馬路線整備の一環だと思うが、私的には「要らない派」かな?

牝馬の価値向上やその他諸々の理由があるのは分かるが、マイルなら牡馬とも戦える牝馬が多いと思う。それに、春のマイル路線大目標の安田記念まで「中2週」しかないのが苦しい。

これでは、新設G1に出た強い牝馬(上位を占めた馬など)が、「中2週」を考慮して安田記念に行かない可能性がある。そうなると、安田記念の価値を下げることになってしまい、本末転倒だ。

古馬新設G1を春に作るとするならば、中距離のほうが良いのではないだろうか。「どうしてもマイルで」というのなら、3歳路線であやふやな位置付けになってしまったNHKマイルCを古馬牝馬限定に変更するのはどうだろうか?安田記念まで中3週となるので、日程的にはいいと思う。

今回の話に、暮れの阪神開催で1400メートルG1新設話・・・JRAは、G1を増やすことで収入増を達成したいようだが、「G1を増やせばいい」ってものでもないと思うのだが・・・。改革のしどころは、もっと他にあると思う。

また偉そうに意見してしまった(苦笑)
今日20日土曜日。

この日、実は朝から予定が入っていたのだが、急遽キャンセルとなった。その予定のために、丸一日空けていた私。ところが、肝心の予定がキャンセルとなり、いきなり「丸一日全くの暇人」となってしまったのだ。

さあ今日一日、何して過ごそうか?頭の中では、色々な案が浮んでくる。

『街中をブラブラする』
『誰かを誘って、どっかへ遊びに行く』
『荒れ放題の部屋の掃除』
『一日、家でゴロゴロする』

・・・などなど。「どうしようか・・・」と考えている時、ふと時計を見ると、時刻はまだ午前8時。時間はタップリある。ふと財布の中を見ると、2万5000円ほど入っている。ここで、ある考えが頭を過ぎる。

「財布には2万5000円。時刻はまだ8時。そして今日は土曜日・・・競馬開催日だ。この時間なら、まだ十分第1レースに間に合う・・・そうだ、ウインズへ行こう・・・」

競馬馬鹿全開の思考で、今日はウインズにて馬券勝負することを決定したのだった(笑)

午前9時50分、神戸元町ウインズ到着。競馬自体は、TVなどで毎週欠かさずチェックしている私だが、馬券を買うのは久しぶり。ここでは、G1の時などは競馬予想をアップしているが、実際は予想だけで馬券はあまり買っていないのだ。まあ、馬自体が好きな人間なので、予想やレースを見ているだけでも結構楽しんでいるのである。

とはいえ、今日は久しぶりの馬券勝負。「勝ってやろうやないの!」と意気込む。この日は、新潟1レース10時発走からスタートする。しかし、ウインズ到着から10分後に始まる新潟1レースは、予想が間に合いそうにない。よってパス。

10時20分発走の小倉1レースから勝負開始。私の馬券スタンスは、「馬単」「3連単」での勝負で中穴狙い・・・が基本線である。この日も例にもれず、馬単中心の勝負。そして中穴狙い。

まず最初の戦果は、札幌1レース。福永騎乗のアドマイヤキッスが飛びぬけた1番人気。手堅く行くか、序盤から狙いに行くか・・・競馬新聞「競馬エイト」(私が愛用している競馬新聞は、昔から「競馬エイト」である)紙上では、武幸四郎マナーハウスに妙味あり・・・との記事。オッズ表を見ると、マナーからアドマイヤへの馬単は16倍前後。よし、これで行こう。

マナーからアドマイヤへの馬単1点買い(私はよく「1点買い」で勝負する)。するとどうだ。ゴール前でマナーがアドマイヤをちょい差してゴール!会心の馬券ヒット!馬券勝負2レース目での勝利。今日は幸先がいいではないか!!

・・・と、ここまでは良かったが、その後は苦戦の連続。馬単勝負で裏が入ったり、1着3着だったり・・・の繰り返し。こうも惜敗が多いと、ガックリ感が凄い(涙)「馬連にしときゃ・・・」と、毎度お馴染みの後悔が襲ってくるが、それでもしつこく馬単勝負を繰り返す。

午前中は結局、前述の札幌のレースともう1レース(これも札幌)をゲッツしたのみで終了。どうも調子が良くない。特に小倉のレースはかすりもしない。

午後、新潟のレースでヒット!よしよし、上昇気流になってきたで!・・・が、その後またも泥沼へ(涙)小倉はほんまに当たらない。和田騎手に散々やられた印象が(和田、この日3勝)。

陰鬱な状況が続く中、いよいよ3連単購入可能レースがスタート。一発逆転を狙い、3連単購入に手を出す。まずは札幌の大雪HCから。ここはメンバー多彩。馬柱を見ていると、メイショウポパイの名前が。前走大敗で人気も少し落ちている。さらに、騎手は我らが哲三騎手に戻っている!これはもう、ポパイ軸に決まり!ビューティフルアイとの軸2頭マルチ(←3連単は、いつも軸2頭マルチで買う)で馬券購入。

おぉ、そのビューティフルが1着だ!2着ベルーガには流したぞ!あとは哲三師匠!!・・・ポパイ惨敗(ガックシ)。3連単を、毎度お馴染みのパターン(1頭抜け)で外す・・・

結局、3連単は1レースのみの的中(配当は7750円ほど)となる。この日は、トータルで新潟1レースを除く35レースに手を出し(!?)「6勝29敗」という惨敗(撃沈)・・・プロ野球・楽天の勝率に匹敵する沈みっぷりで、収支ももちろんマイナス(涙)

やっぱり、3場全レース手を出すとろくなことが無い。今まで、「3場全部買う」というのを数回やったことがあるが、今回を含めて一度たりとも収支がプラスになったことが無い。やはり、勝負レースを決めて買ったほうがよい。

更に今回、小倉の成績が悪すぎた。小倉だけ見ると、0勝12敗(全敗!?)・・・普段は比較的相性のいい小倉なのに・・・今回の成績の内訳は、札幌4勝新潟2勝。この2場だけなら、間違いなく収支はプラスなのだが・・・どうしてホームの小倉で勝てないのか(汗)辛い・・・

「馬単」「3連単」での勝負で中穴狙い・・・この馬券スタンスも、変えたほうがいいかもしれないなあぁ(←負けるたびにそう思っている。苦笑)。連複などで手堅く行けば・・・との思いが。けど結局、「やっぱり単やろ!」という結論に至る(アホである。苦笑)。

まあ、収支的にはマイナスだった今回の馬券勝負だが、久々にドキドキワクワク感も味わえ楽しかったし、良しとしよう!それに、注目の馬を一頭見つけることができた。

小倉8レースで勝利した「サンレイジャスパー号」がその馬。父・ミスズシャルダンという地味な血統ながら、デビュー以来2戦2勝。厩舎は高橋成厩舎、騎手が難波騎手と言うところがまた渋い。

父・ミスズシャルダンは小倉大賞典1勝が唯一の重賞勝ち。素質馬ながら体質が弱く、小倉大賞典勝利後に怪我で引退してしまった馬だ。それでも種牡馬になって、中央で勝ちをあげる馬を出したのだから、大したものだ。ミスズシャルダンの馬主であり、サンレイジャスパーの馬主でもある永井さんの思いが伝わってくる。

厩舎は高橋成厩舎、騎手が難波騎手・・・このコンビと言えば、メイショウバトラーをどうしても思い出す。メイショウバトラーも、父・メイショウホムラという血統の地味さ。夏の小倉で力をつけ、出世していった馬である。当初は難波騎手が乗っていた。

サンレイジャスパーは、メイショウバトラーとあまりにも状況が似ている気がする。このままバトラーと同じ様に頑張ってもらって、秋の秋華賞に出てくれたら面白いのだが、どうだろうか?

それにしても、高橋成調教師は地味な血統を上手く開花させることに長けているのだろうか。昔、外国産馬ケイエスミラクルを管理していた調教師さんだが、ミラクルも○外の割には地味な血統と聞いている。

高橋成厩舎、今後もちょっと注目。
競馬をやっている私の楽しみの一つとして、「新馬戦」がある。

競馬を知らない人の為に軽く解説をしておくと、新馬戦というのは「デビュー戦」のことである。多くの競走馬は2歳〜3歳でデビューするのだが、その「初めてレースをする馬」ばかりが集うレースが「新馬戦」なのだ。

私はまず根本的に馬が「好き」なのだ。なので「ギャンブル」として競馬を楽しんでいる以上に、「ドラマ」を追い求めている。いい様に言えば「ロマン派」とも言える(そんな言葉が似合うキャラではないが。苦笑)。「スポーツ」として競馬を捉えているのだ。

競馬は「血のスポーツ」と言われているように、馬の血統というのがとても重要になってくる。良血馬はもちろん価格も高く、注目される。レベルの高いレースを勝つ確率も高くなる訳で、日本ダービーや有馬記念などの大レースを勝つ強い馬が出るのも、良血馬の場合が多い。

しかし競馬とは面白いもので、必ずしも良血馬が大レースに勝つとは限らないのである。良血馬が1勝もできずに引退するということはざらにある。逆に、とても地味で全くもって注目されないような血統の馬が、大レースを勝つことがある。

地味な血統で強い馬・・・代表的なのがオグリキャップ。良血馬を打ち負かし勝っていったオグリ。オグリの血統はとても地味だが、現実として大レースを勝ちまくった。そしてその「雑草魂」とも言うべき走りは、日本に一大競馬ブームを巻き起こした。競馬をやらない人でも、オグリキャップの名は知っている人が多い。

という訳で、競馬は良血であろうが地味な血統であろうが、スタートラインはみんな一緒。「大レースを制する」という、進むべき道も一緒。そんな「未来のスターホース候補」が集うのが、新馬戦なのである。

毎年、6月から新馬戦が始まる。今年も色んな血統の馬が勝ち上がっている。良血馬が順当に勝ち上がっていることもあれば、「おぉ」と言うぐらい地味な血統の馬も勝ち上がっている。

私の競馬歴は今年で11年目。11年も競馬を見ていると、昔走っていた馬が父親や母親となって、その息子や娘がレースに出走してくる・・・というケースが頻繁となっている。「あぁ、この馬の父(母)はあいつかぁ〜」という感じで、馬を見ている。こういうところで、「ギャンブルとしての競馬」というよりも「ドラマとしての競馬」を楽しんでいるのである。その思いが強く出るのが、新馬戦なのだ。

『親父が勝てなかった大レースを、子が制す』『良血に打ち勝つ雑草』・・・という、言わば「コテコテ浪花節」な展開に夢を抱きつつ、馬券を買ったりしてレースを楽しんでいる。私の場合は、馬券を買わなくても「レースだけ見て楽しむ」という「スポーツ観戦としての競馬」も楽しんでいる。最近は、むしろこっちの方が圧倒的に多い。

今まで行われてきた新馬戦を見ていて、気になる血統の馬が1頭いる。その馬とは、7/16(土)小倉6レース新馬戦を快勝した「ミッキーコマンド号(牝馬)」。血統は実に地味で、この馬の父はダンディコマンド。実はこのダンディコマンドの現役時代を、私は追い掛けていたのだ。

ニホンピロウイナー譲りの、圧倒的なスピードの持ち主だったダンディコマンド。ダンディ自身も、そんなに目立つ血統ではなかった。デビューも、3歳(昔の年齢表記では4歳)冬の小倉開催という地味さ(笑)ところが、あれよあれよの3連勝!乗っている騎手がいぶし銀・村本騎手という渋さも手伝って、私はダンディを応援していた。

皐月賞の前哨戦・スプリングSに出走したダンディを、私は激烈に応援したのを覚えている(笑)何しろ、1番人気があの「藤沢&岡部」ブランドで尚且つ良血(サンデーサイレンス産駒)のバブルガムフェローだったから(爆)

結局は好走したものの敗退。続く皐月賞でも、5着といいところまでは行ったが敗退・・・その後のダンディコマンドは、足元が弱かったこともあって故障がちとなり、引退まで出走できたレース数はそんなに多くなかった。勝てた重賞レースも、北九州記念(G3)1勝だけ。素質は良かっただけに、体質さえ強ければ・・・との思いが未だにある。

引退後は種馬になったのは知っていたが、今年が初産駒デビューの年とは知らなかった。そして、いきなりミッキーコマンドという好素材が出現!!厩舎は、父が所属したのと同じ福島信厩舎。しかも九州産馬ではないか!!九州産馬限定競走ではないレースでの九州産勝利、これは価値がある(九州でも馬産は行われているが、本場・北海道に比べると規模・レベル共に高くないと言われている。なので、北海道産が出走するレースで九州産が勝つことはあまりない)。

今年はミッキーコマンドを追い掛けてみようかな?まずは小倉2歳S制覇を目標として、頑張って欲しい!「九州産馬のG1制覇」となれば、本当に嬉しいものであるが、果たして!?
久々に競馬予想でも。

今年上半期G1の総決算、宝塚記念。毎年「メンバー云々」が言われるレースだが、今年はメンバーも古馬有力どころが揃った印象だ。好レースを期待したい。さて、私の予想は・・・

◎タップダンスシチー
○リンカーン
▲ゼンノロブロイ
△トウショウナイト
×ビッグゴールド
×コスモバルク
×スイープトウショウ

まずはタップ。高齢は確かに気になる。前走は圧勝だったとは言え、高齢馬は途端に「ガクッ」と来る事が多々ある。いきなり凡走の可能性も考えられるが、今回は調教情報などからも大丈夫と判断し本命。

大外枠を引き当てたし、おそらくタップは逃げるであろう。今の阪神は絶好の馬場。なかなか前の馬は止まらないだろうし、タップはお得意の「ハイペース逃げ」をするのではないだろうか。タップの逃げについてくる馬は潰れるだろうし、かと言って後ろからでは「差し届かず」が考えられる。

まあ、なんだかんだ書いたが、調子が悪くてもタップを本命にしていたが(笑)なぜなら、私はタップを応援していて追っかけ続けているから(爆)3年前、朝日チャレンジカップで重賞初制覇した時から応援しだした。その年の有馬記念は人気薄で2着激走。血統も地味、騎手も厩舎も地味、それでも頑張り好走するオヤジ馬(笑)応援したくなるではないか!ジャパンカップ優勝時の佐藤哲騎手のインタビューは、本当にしびれた!感動した!さあタップ、宝塚連覇だ!

ちょっと「タップ応援」に話が逸れてしまった(汗)本題の予想に話を戻そう。2番手評価はリンカーン。よく考えれば、ゼンノロブロイ・ネオユニバース・ザッツザプレンティの3頭と共に「4強」と言われていた馬。ロブロイとはいい勝負をしていた馬なのだ。最近は不調であるが、今回は調教も上手くいっているとの情報。しかも鞍上が、今年絶好調の福永。配当的にも期待したい。

3番手ロブロイ。「休み明け」が非常に気になる。梅雨時期の宝塚記念で休み明け・・・これは厳しい条件だと思う。天皇賞(秋)に休み明けで使うのとは訳が違う。宝塚記念で休み明けの馬・・・データも不利だし、藤沢厩舎とは言っても今回はどうだろうか?ここはやはり、今年使っている馬に分があるだろう。ただ、ロブロイは去年の年度代表馬。実力はピカイチだ。あなどれない。よって3番手評価。

4番手トウショウナイト。鞍上・武士沢騎手の経験不足が気になるが、この馬は上がり馬。今年メキメキ力をつけている。天皇賞(春)でも好走。京都記念も良く走っていたし、こういう馬は押さえてないと痛い目に遭うことが多々ある(苦笑)これは、ビッグゴールドにも言えること。オープン特別連勝後、天皇賞(春)2着の馬。好走しても人気にならない、典型的な馬だ。こういう馬が、おいしい配当をもたらしてくれる事が多い。

あと、スイープは安田記念で「あわや!?」のシーン。牡馬相手に良く走っている。「対牡馬」で考えた時は、グルーヴやスティルより上で考えるべきではなかろうか。一発を期待できる。

問題はバルク。これはもう「情」で印を付けたと言っても過言ではない(笑)頑張れ地方馬!でも、実績だって十分。セントライト記念では2200の距離でレコード勝ち。問題なくこなせる距離だ。ただ、この馬は「折り合い」がカギ。いかにして「気分よく行けるか」だろう。そういや、マヤノトップガンもそういうタイプの馬だったな・・・どうもこのタイプの馬に、私は肩入れしてしまうようだ(苦笑)宝塚記念は昔から「G1にあと一歩手が届かなかった馬が、G1初制覇となる舞台」でもある。バルクもそうなるか!?これはリンカーンにも言えることだな(笑)

さてさて、どうなるか!?素晴らしい宝塚記念になることを願う。
ディープインパクト、圧勝!!

2着インティライミも、「これ以上ない」というタイミングでの出し抜けで、勝ちを目指した。いつものダービーなら、勝っていたかも知れない。ところが相手が悪すぎた。

ディープ、最後の直線は大外に持ち出し、「これでもか!」というほどの末脚を披露。あのナリタブライアンのダービーを彷彿とさせた。終わってみれば大楽勝!!

ディープインパクトの存在は、もはや競馬界のみならず、世間一般に知られつつあるようだ。私も、競馬を全く知らない人から「ディープインパクトって馬、凄いらしいね」と聞かれることが最近多々ある。

これは非常に嬉しいことで、売上が低迷がちなJRAにとっても吉報である。強い馬が強く勝つ!そしてドラマがある・・・これが競馬の醍醐味であり、本当の姿だと私は思う。

競馬の中でも一際注目を浴びる「クラシック」という華やかな舞台で、無敗という強さ。派手な勝ち方、鞍上・武豊・・・テンポイント・トウショウボーイ・ハイセイコー・オグリキャップ・トウカイテイオー・ナリタブライアンなどの時のように、競馬ファンだけではなく、世間一般をも巻き込んだ「競馬ブーム」が再び来るか。

私が競馬に惹かれた当時は、ビワハヤヒデ・ナリタブライアンのスターホース兄弟が競馬界を席巻していた。弟・ブライアンがダービーで5馬身圧勝2冠達成をして見せれば、兄・ハヤヒデはちょっと仕掛けただけで宝塚記念を圧勝。「早く兄弟対決が見たい!」と、ワクワクしたものだ。

結局はハヤヒデが天皇賞(秋)で故障引退したため、兄弟対決は実現しなかったが、その兄貴引退の翌週・菊花賞でブライアンは7馬身ぶっちぎりで3冠達成。「弟は大丈夫だ!」という杉本アナウンサーの実況が、とても印象に残っている。

シンボリルドルフ以来、10年ぶりの3冠馬誕生。しかも、毎回の勝ち方が強い強い。「3冠馬誕生」は話題となり、「ナリタブライアン」という名は、競馬に詳しくない人でも知る存在となった。まさにスターホース。

今回の盛り上がりは、ナリタブライアン以来ではないだろうか。ナリタブライアンの後も、数え切れないほどの名馬が誕生してきた。マヤノトップガンに私は魅力を感じ、追い掛けた。サイレンススズカ、グラスワンダー、エルコンドルパサー、スペシャルウィーク・・・などなど、挙げだしたらきりが無い。

ただ、「競馬に詳しくない人でも知っている馬」となると、どうだろうか?私の好きなトップガンも、残念ながらそこまで認知されてはいないだろう。ブライアン以降、なかなかそういう馬は出現してこなかった。強いて言えば、「ハルウララ」が『別の意味』で有名となったが(苦笑)でもこれは、本来の競馬の姿ではないと思う。

ディープインパクトは、世間に「競馬ブーム」を巻き起こせる馬だと思う。その兆候は、もうすでに起こっている。日本ダービーのTV視聴率は、ナリタブライアンが勝った菊花賞以来の高視聴率を獲得、日本ダービーが行われた東京競馬場には、通常よりも多い観客が観戦に・・・という具合だ。

夏を無事に乗り越えて、いざ菊で3冠獲りへ!それを阻止すべく、他の馬も力をつけてくるだろう。秋へ向けて、すでに始まっている3冠を巡る戦い。ディープインパクトから、クラシック戦線から目が離せない!

さらば岡部

2005年3月15日 競馬
先週、名騎手・岡部幸雄が引退した。

56歳まで現役・・・改めて凄いことだと思う。時速60〜70キロで走り、馬体重500キロほどあるサラブレッドを常に御する体力・・・これを56歳になっても維持していた岡部。人には分からない、とんでもない苦労があったことだろう。そんな苦労を重ね、積み重ねた勝利数は前人未到の2,943勝。

「馬優先主義」の岡部。馬を「彼」「彼女」と呼び、競馬を「ギャンブル」という一面だけでなく「文化」としても捉え、発展に貢献してきた。海外の競馬にも早くから注目し、海外遠征にも果敢に挑戦。日本競馬レベルアップの一翼を担った。

天才・武豊騎手が海外遠征をしだした当初の話。日本では一流でも、言わば「メジャーリーグ」である海外競馬に出てしまえば、武豊も普通の騎手扱い。そんな時、海外の競馬関係者が武に『お前は日本人か?それならオカベという名騎手を知っているだろう』と話掛けてきた。地道に海外遠征を繰り返し、海外での評価を高めていた岡部。その時武は、岡部の存在感の大きさを感じたという。(武豊オフィシャルHP参照)

数々の名馬にも騎乗した岡部。シンボリルドルフ・オグリキャップ・トウカイテイオー・ビワハヤヒデ・タイキシャトル・シンボリクリスエス・・・挙げだしたらキリがない。

岡部と言えばルドルフやトウカイテイオー、タイキシャトルのイメージが強いが、私の中では「岡部=ビワハヤヒデ」なのだ。ちょうど私が競馬に興味を持ち出した時、競馬界で強かったのが白い馬体のビワハヤヒデだ。事も無げに大レースを勝つハヤヒデと、ハヤヒデを勝利に導いても派手なガッツポーズもせず、職人のように淡々と引き上げてくる岡部・・・強烈に印象に残っている。

競馬を知らない人は、武豊騎手は知っていても「岡部幸雄騎手」の名を知らない場合が多いのではないだろうか。武豊は今36歳で、数ある記録を猛スピードで塗り替えつつある。天才騎手の本領を発揮しているのだが、その塗り替えつつある記録の前の持ち主は、多くが岡部なのだ。それぐらい、岡部は競馬界では偉大な存在である。

騎手引退後の岡部は、しばらくはゆっくりするそうだ。いつかまた競馬界に岡部の力が必要となる日が来る筈。その時は是非とも頑張ってほしいと思っている。

さらば岡部。ありがとう。

秋華賞回顧

2004年10月17日 競馬
秋華賞、ダンスインザムードは直線伸びず失速。大外からぶっ飛んできたスイープトウショウとヤマニンシュクルの争いとなり、最後は見事スイーぷの差しきり勝ち!悲願のG1制覇となった。2着のヤマニンシュクルもさすがG1馬という走り。強い競馬だったと思う。まだ掲示板(5着以内)を外したことがない同馬。これからも堅実な走りが期待できるであろう。

それにしても今回の秋華賞。出走馬中サンデーサイレンス系の子が大多数を占めているとは、「サンデー未だ恐るべし」といったところか。個人的には面白くない現象なんだが(苦笑)サンデーの偉大さは認めるのだが、こうも競馬界がサンデーの子に占拠されるのも・・・「サンデー=巨人」みたいな感覚に陥ることしかりだ(笑)今の競馬界、「非サンデーサイレンス系」の強い馬があまり出てこないのが寂しい。昔はニホンピロウイナーの子やその他目立たない血統馬の子で強い馬がひょこっと出てきたりしていたのだが・・・ダイタクヤマトとかフラワーパーク、ランニングゲイルなどが懐かしい。

そんな中、大多数がサンデー系の子だった秋華賞では上位3頭が非サンデー系。何という痛快さ!中でも、ヤマニンシュクルの父はトウカイテイオー。テイオーの子が頑張っているのは嬉しい限り。こういう「血のロマン」があるから競馬はやめられない。

さて、悲願のG1を獲ったスイープトウショウ。池添騎手、思わず涙。彼は涙もろい男なんだろうか?桜花賞をアローキャリーで獲った時も泣いていた。ともあれ、ガッツポーズの派手さ&涙もろさ。感情豊かでいいではないか!おめでとう池添!

さあ秋のG1戦線も本格化。次は菊花賞だ。私の本命はオペラシチーだが果たしてどうか!?タップダンスシチーと同じ佐々木厩舎&佐藤哲騎手&シチー軍団のタッグ。ロンシャンの借りを淀で返せるか。相手は浪花節でコスモバルク。ダービーの無念は淀で晴らすか。

K−1&宝塚記念

2004年6月26日 競馬
K−1の静岡大会、不甲斐ない試合が続き崖っぷちのボブ・サップが復活を期して登場。セフォー相手に敗れたものの壮絶ファイトを展開。何とか復活への足がかりを掴んだ。

聞くとサップは極度の体調不良だったそうだが、今回の試合を見る限り完全復活も十分あり得そうだ。今や格闘家と言うよりもタレント業が忙しいサップ。以前、試合に負けた理由に「多忙でトレーニングが思うように進まなかった」みたいな事を言っていたが、「多忙承知でテレビ出とんちゃうんか?」と思わず私はツッコミを入れた。「そんなこと言い訳にすんなよ」と残念に思っていたが、今日の試合は「復活するんだ!」という意気込みが全面に出てて良かったと思う。格闘家である以上はこうでないと!次戦に期待だ。

ちなみに「『ボブ』と言えば誰」と聞かれるならば、私はサップではなく「ボブ・ホーナー」と答える(苦笑)果たして、今でもホーナーを知っている人(覚えている人)は、世間にどれだけいるのだろうか?

さて明日は「あなたの、そして私の夢が走ります」でお馴染みの宝塚記念だ(ちなみに、杉本さんは明日でラスト実況だそうで)。我が地元、阪神競馬場のG1だけに思い入れがあるのだが、施行時期等の問題があっていかんせん毎年メンバーが揃わない。JRAの番組改革論議でも、いつも宝塚記念のあり方が問題視されている。ただ、去年からようやくメンバーも揃ってきた。今年も多士済々の顔ぶれ。面白そうだ。

私の予想は・・・

◎タップダンスシチー
○ツルマルボーイ
▲ザッツザプレンティ
△シルクフェイマス
×スティルインラブ
☆チャクラ

馬券はタップからの馬単5点で勝負。最近馬単勝負ばっかり。