存在感の薄い紙幣

2004年10月31日 日常
今日になって、思い出したことが1つある。それは、明日11月1日から『新紙幣』が流通するということだ。日常であまり話題にならなかったので、すっかり忘れてしまっていた(苦笑)

千円札が夏目漱石から野口英世、五千円札が新渡戸稲造から樋口一葉、一万円札は福沢諭吉続投でデザインてこ入れ・・・以上に変更となる。この新紙幣にすべて置き換わるまでには、2年はかかるらしい。何でも、この不景気で「タンス預金」をしている人が多く、紙幣流通量は前回のデザインチェンジ時(旧紙幣から現行の紙幣。このときは1年で置き換え完了)よりも格段に多くなっているのが原因だとか。こんなところにも不景気の波が来ている。

明日から新たに野口さん&樋口さんにお世話になることになるのだが、慣れるまでは当分「ヘンな感じ」がするだろう。なんか『こども銀行』発行のおもちゃ紙幣を使っているような感じで(笑)何しろ、なが〜〜い間、夏目さん&新渡戸さんにはお世話になってきたのだから。

新紙幣置き換えまでの間、財布には『夏目・野口・新渡戸・樋口・福沢(新・旧)』の6種類が同居することになる。残念ながら、財布に『福沢(新・旧)』を多量に持ち歩くことはない人間なので、1万円札はすぐに見分けがつくと思うが(苦笑)、しばらく人々が持ち歩く財布の中身は『異種格闘技マッチ』になること必至である。

おっとここでまたも忘れていた!二千円札の存在を(爆)二千円札を含めると7種類の紙幣が当分使われるということになるのか。それにしてもまあ、二千円札ほど存在感の薄い紙幣というのも、世界的に見ても珍しいのではないだろうか。

日銀曰く、二千円札の流通量は結構な数らしい。しかし、我々がほとんど接しないのは、使い勝手の悪さを敬遠されて、多くが各銀行に眠っていることに、理由があるらしい。まあ確かに、二千円札は使い勝手が悪い。自販機もNGのものが多いし・・・

今は亡き小渕内閣時に考えられ、景気回復の起爆剤にと期待された二千円札も今は昔。厄介扱いの身となっている(というよりも、発行当初からか?苦笑)。これでは、描かれている紫式部もガッカリだ。うちの両親に至っては、「こんな札、いずれ発行停止になるやろうから」と、二千円札のピン札を集めて保存している始末・・・将来、発行停止になって「値打ち」がつくことを想定した行動なのだが、本当に値打ちなどつくのだろうか?

世間の「使いづらい・敬遠だ」という意見の一方で、ここはヘンコツの私である。二千円札があると、ここぞとばかりに積極使用している。皆さん御承知のように、コンビニでお金を引き出すと、二千円札が結構出てくる。ここで二千円札を手にする機会が多い私は、いたるところで積極使用!会計時などで二千円札をレジの人に出すと、一瞬『ん?ああ!』という反応が返ってくることが未だにある(そういう反応見たさに使っている「うれし野郎」の一面もあるのだが。苦笑)。割り勘精算時、嫌がられることお構いなしで二千円札を出す私。なんてキモいヘンコツ野郎だ(爆)

何と言われようと、私は今後も二千円札を積極使用するぞ!日の当たってないモノに、バンバン光を当ててやりたい気持ちなのだ。

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