中村紀洋論

2005年4月5日 野球
昨年、メジャー挑戦を表明し海を渡った元近鉄・中村紀洋。メジャーの夢を追いかける・・・そう言ってドジャースに入団。

マイナーかメジャーか。がけっぷちの所にいた彼は、オープン戦で必死になる。ホームランも打ち、打率も残した。「さあ、開幕メジャーか?」の希望が見えてきた。

が、結局はマイナー通告。そしてそれに対し、ノリは「これだけオープン戦で結果を残してマイナー通告とは心外。メジャー他球団や日本復帰も視野に移籍も考える」と発言。

ノリよ、所詮それぐらいの男だったという事か。マイナーが不服だから移籍?日本復帰?笑わせてくれるではないか。「メジャーの夢」とはノリにとって一体何なのか?契約も厳しい大リーグ。それの兼ね合いで「成績が良くてもマイナーがあり得る。逆に成績が悪くてもメジャー開幕があり得る」ということは日常茶飯事だろうが。

それも承知、全てを飲み込んで「夢」実現の為に海を渡ったのではないのか?ノリ。それが、ちょっと希望が通らないからといって「移籍。日本復帰」を言い出すか・・・ふざけないでいただきたい。

今、メジャーで活躍している野茂や田口・木田なども、そういうプロセスを乗り越えて、本場の舞台で頑張っているのではないか。落ちても落ちても上がろうとする気迫で、頑張ってきたのだし今も頑張っているのだ。

ところがノリ。希望が通らないから?納得がいかないから?「マイナーはお断り」・・・はっきり言おう。アホか。なぜ這い上がる努力をしない。勘違いも甚だしい。ノリ、あなたは「一流」ではないのだ。本場では「どこにでもある1つの『駒』」に過ぎないのだ。どこかの前オーナーではないけれど、この場合は「身分をわきまえろ」という言葉を当てはめていいと思う。今のノリは、日本に来るワガママな外国人助っ人と何ら変わりない体たらくだ。

それと、「夢」を追いかけたいと言って渡米しときながら、なぜ易々と「日本復帰」という言葉が言えるのか?そんな程度の「夢」だったのか?2・3年が過ぎての「日本復帰検討」なら分かる。しかし、ノリはまだ2・3ヶ月しかたっていないのだぞ。

「ノリの夢」を実現させてやりたい・・・と思って送り出した日本のファン・関係者の思いは、一体なんだったのか?・・・日本球界を愚弄するにも程がある。日本のプロ野球は、ハローワークではない。

中村紀洋、あなたには失望した。

コメント